開業一年目の確定申告で知っておくと少し幸せになれること

初の確定申告

個人事業主となって初年度の1年が過ぎ、初の確定申告を行いました。税理士の方に頼むほうが楽で確実だと思うのですが、何事も経験するがポリシーですので自分でやってみました。ネットで調べまくったり、すでに個人事業主として活動されている方に質問をしたりで、何とか自分にとって満足行く形で提出できました。いろいろと調べていく中で知って良かったことがいくつかありましたので、これから開業一年目の確定申告を迎える方のお役に立てればなればと思い書いておきます。

知って良かったこと

事業主貸、事業主借の最大活用
自家用車の業務用転用
扶養控除
クレジットカード納税

MFクラウド確定申告

ITエンジニアを名乗っていますので、もちろん会計ソフトを利用しました。(ITエンジニアで無くとも今は当たり前ですね^^;)もともと個人用のMoneyForwardを利用していたので、事業用もMoneyForwardさんのMFクラウド確定申告を利用しました。クラウドサービスなのでMacユーザーでも問題なく使用できます。学習能力が高く勘定科目や適用など自動でいい感じで初期設定されるようになっていきます。国税庁の確定申告等作成コーナーではなく、このソフトに必要なことを入力し、印刷して、提出すればOKです。

収入も支出も漏れなく!

収入はある程度固まって入ってくるので漏れは無いのですが、経費などの支出は日々細かく発生しますし、そもそも経費にして良いのかの判断もあります。また控除の対象になるものも色々とあります。適当にやって後で指摘を受けたりするのも嫌だし、その税務調査を不安に思って過ごすのも嫌なので、当然かも知れませんが真剣にやりました。特に必要経費や控除については漏れがあっても指摘はしてくれないと思いますので、自分で漏れないようにやるしか無いです。なので色々調べました^^

事業主貸、事業主借の最大活用

クレジットカード、銀行口座が気付けば沢山あって、さらに個人の支出と事業の支出が混在していたため、クレジットカードやと現預金の管理がかなり複雑になってしまいました。自分にあった記帳方法などを調べていると、お客様と現金のやりとりがないITエンジニアでは、事業主貸・事業主借の勘定科目を使うとシンプルに管理ができるとのこと。売り上げなど銀行口座に入金されたお金を、個人口座へ振りかえたり現金を引き出して個人のお財布に現金を入れて(事業主貸)、事業用の支出分は個人のお財布から立て替える(事業主借)という運用でシンプルになりました。これはオススメです。とはいえ、事業主貸、事業主借を使う場合も、クレジットカードと銀行口座は、それぞれ個人用と事業用できっちり分けた方が良いです。私も今年から分けました^^;

自家用車の事業用転用

事業用に転用するということで、2年前に中古で購入した車の購入費用を減価償却資産として経費計上することができました。自宅やパソコンも仕事に使う分は事業用転用が可能なようでしたが、転用時の価値の計算が結構大変だったので時間のコストパフォーマンスを考え計上するのをやめました。少しのお金より時間の方が大切ですので。

扶養控除

これも控除対象になるとインパクトが大きいです。うちは大学2年生の息子がいてバイトもしていないので一般の扶養親族として63万円が控除対象になりました。そして70歳を超えた母親が同居して生計を一にしているので老人扶養親族として58万円が控除対象になるかもと期待したのですが、年金を含めて158万円以下の収入であることという条件を微妙にオーバーしていたので残念、、、。

!!!微妙にオーバーしたのは、亡くなった父親の遺族年金もあったからなのですが、このブログを書くため改めて確認したところ、遺族年金は含まずに計算するそうです、、「更正の請求」しようっと!

クレジットカード納税

クレジットカードで支払いが可能です。クレジットカードのポイントもつくので少しお得ですね。

提出場所の確認

提出には、eTax、郵送、持参とありますが、雰囲気を味わいたいとの思いもあり持参しようと税務署に行ったのですが、駐車場整理の方に「市民会館に移ったよ」と言われて少しあせりました。ハガキで案内は来てたかと思いますが、あまり気にしてませんでした。提出だけであれば税務署でもOKだったので問題なかったのですが、相談しながら最終確定するような場合は市民会館で行う必要がありました。提出場所は事前に確認しておきましょう。

来年が楽しみ

終わってみれば色々勉強になりました。今年はイレギュラーなことがなければそれほど大変でもないと思うので来年の確定申告が楽しみです。、、、、あっ仮想通貨の損益計算が大変そうwww